久々にSEO関連の話題になります。
11月中旬くらいから「少しだけアクセス数が減ったなあ・・・」とは感じていましたが、どうやらBingの検索結果にこのサイトがほぼ掲載されない事態になっているみたいです。
Bingの検索結果から、このサイト含む「ぼくんちのTV」系のサイトが(ほぼ)消えました。。。orz
※今回話題にしているサイト群
ぼくんちのTV本館 別館 バックステージ(このサイト) カルテ 電タバ444
最初にまとめ
この現象を発見してから最初の1ヶ月間は「大変だ、大変だー」とかなり焦っていましたが、自分のサイトの分析を一通り終え、他サイトの分析に着手すると・・・Bingにハブられたサイトってスゲー一杯ありますね(^_^;
・一定レベルの規模に成長したサイトで、かつ
・ちょっとでも成人向けな内容が含まれる場合
これらは軒並みセーフサーチの規制対象になっちゃっています。。。もう少し調べてみないと解らないけど、「このサイトは(どっちかと言うと悪い意味で)一定規模のサイトとしてBingに認めてもらえる所まで成長した。」という事かも知れません(^_^;
結論は以上です。
と言う事で、ここから下はこの1ヶ月(結論が出るまでの間にあたふたしていた時)の記録です。(つまり駄文です)
このサイトの管理人は、こういう時、こういう考え方するのかあー、程度に読んで下さい(^_^;
現在の状態
Bing経由のアクセスのみを抽出すると・・・
▲Google Webマスターツールの解析画面
11月12日を境に、いきなりアクセス数が1/20~1/30になっています。
2ヶ月経っても戻りませんねえ。
siteコマンドでブログURLを入力
▲本来ならサイト内記事の一覧がズラーっと表示されるのですが、TOPページのみが掲載されている状態。
個別記事のタイトルは一切表示されません。
過去、ほぼ不動の一位をキープしていたキーワードで検索してみる
過去(ここ1~2年ほど)ほぼ不動で上位をキープしていたキーワードに、「このサイトの名前」を付けて検索しても該当ページがヒットしません。結構重症です。
表示されるのは該当ページコメント欄のURLや、はてブのURLです。
「Youtube 見れない」
このサイトのはてブが1位です。
他にも色々
今まで上位表示されていたページが、軒並みこんな感じ。
どうやらTOPページとコメントページ以外のURLは全部削除されている感じ。
これは間違いなく検索エンジンからペナルティを受けていますねえ。
この件でBingに問い合わせてみました
その回答(セーフサーチ無効でサイト表示されると云う事は)
サイトに掲載されているコンテンツや、ウェブページのソース等に依存する構成内容が影響していると思われます。しかしながら、大変恐れ入りますが、弊社では特定のページに対する個別の情報解析は行っておらず、SEO 対策(ウェブサイトの最適化)につきましても、提案等は行っておりません。
という返事をいただき、解決・改善するにはサイト内のコンテンツやソースコードを見直す必要があるようです。
12月後半から、ペナルティの範囲が拡大した・・・
当初、ペナルティは「ぼくんちのTV別館」だけだったのですが、12月の中旬からは、本館、バックステージ、電タバ444など他のサイトもペナルティの対象になったようです。
ぼくんちのTV 本館の検索結果
全く表示されなくなりました。
ぼくんちのバックステージの検索結果
TOPページとInfoseek iswebの1URLをサルベージしたページ (CMS使わず手打ち作成) 以外が消失しました。
ぼくんちのカルテの検索結果
今の所、何故かこのサイトだけは被害を受けていないようです。
ペナルティの発生が別館サイトのみの時は、何となく原因を推測できていたのですが、新たなペナルティによって原因が全く解らなくなって来ました。。。
何がキッカケだったのだろう?
Bing が検索結果を表示するしくみ
▲Bingは上記の様なしくみに基いて、一部の検索結果を削除するようです。
原因を考えてみる
- コンテンツが原因か?
これだけ多岐に渡るサイトがペナルティを喰らっている場合は、コンテンツが原因だとは考え難い。でも。。。
- 本館
「アダルト コンテンツへのアクセスに関連する問題への取り組み」
3DCGの裸体が数ページほど、あるにはある。しかし、エロを目的としていないので、マネキン人形レベルのモノしか無い。
こんなのとかこんなの(微エロ)
このレベルで、しかも全200ページ中のほんの3~4ページの画像でサイト全体が引っかかるのだろうか・・・。 - 別館
「知的財産を保護する取り組み」
- 最初にこれ問題を疑ったけど、このキーワードでは何故かまだうちのサイトが上位表示されている。
- そして(あくまでも私の基準だけど)他サイトの情報でコレはイカンやろ・・・と思うコンテンツが未だにビッグキーワードで上位掲載されたりしている。
- と言う事で、多分これが原因ではない。
- Windows8/8.1関連で、またIE8/IE9で、ネガティブな事を書きすぎた&反響が大きすぎた。なので今になってMicrsoftの怒りを買ったかな・・・(冗談)
- バックステージ
該当するコンテンツ見つからん。思い当たらん・・・
- と思ったけど、よく考えたらエロ記事が2~3ページと、映画やTV番組の無断転載画像やYoutube直リンクが7~8ページくらいある。
- ぼくんちのカルテ
ペナルティなし。セーフサーチ対象として思い当たるコンテンツもなし。 - 電タバ444
電子タバコも「タバコの一種」と考えられたか?
- でも「電子タバコ」で検索するとニコチン入り電子タバコの海外輸入サイトなども表示される。これが原因とはちょっと考え難い。
- 本館
- サイトのソースが原因か?
一連のサイト群は、結構トリッキーなスタイルシートを作っているので、ソースがおかしいのかも・・・と思ったけど、多分これも違う。
- 1.ソースのシンプルな本館がペナルティを喰らっている。
- 2.ほぼ同じソースを使っている以下2サイト
・バックステージ・・・ペナルティ発生
・カルテ・・・・・・・・ペナルティなし
・利用している広告のJavascriptコードも同じ - 上記2点から、ソースが原因ではないと思われる。
- しかし、コメント用ページが規制に引っかかっていない事を考えると、サイトのソースが原因で規制を喰らっている可能性は否定できない。
- スパム的なモノが原因か?
ぼくんちのTVは当初Livedoorブログとしてスタートし、サイト引越しの際にJavascriptの転送スクリプトで無理矢理リダイレクトをかけていた。
また幾度かサイト細分化を行っているので、今のサイト内にも一定量のリダイレクトが存在している。
- リダイレクトページの割合が多いカルテがペナルティを受けていない。多分リダイレクトは関係ない。
- SEOの手法を学ぶ過程で、確かにスパム的な手法を取ってみた時期もあった(2007~2008年頃にリンクファームを作ってみた時期があった)。
- これが今になって影響が出たのだろうか・・・?と思ったが電タバ444を立ち上げた頃は、既にスパム的な手法は一切取っていない。
- 6~7年前の、30~40件の、そしてすでに8割は消滅してるリンクファームが、今になってペナルティの対象になるとは考えにくい。
- また本館サイトには外部要因的なSEO対策は施していない。リンクファーム的な手法はおろか、過剰な検索エンジン登録などの行為も行っていない。
- スマホ用、ガラケー用のURLが重複判定されたかな?とも思ったけど、本館サイトには重複ページは無い。これも違う。
- ブログシステム(CMS)が原因か?
- このサイト群は、既にサポート終了しているMTOS 4.2X系で運営している。セキュリティ的な問題があるのだろうか?
- しかしGoogle、トレンドマイクロ、シマンテックなどのチェックページで危険サイトの判定はない。
- またMovableType 4.2X系で構築された他サイトのインデックスを調べてみても、特にペナルティが発生しているサイトは見当たらない。。。
- 1サイトだけペナルティを受けていない事からも、CMSが原因ではないと思われる。
- しかし
- バックステージでCMSに頼らず作成したページがインデックスされている
- 別館ではサイトマップに指定していないコメントページだけはインデックスされている
- この辺りに何かヒントがあるかも・・・。
- このサイト群は、既にサポート終了しているMTOS 4.2X系で運営している。セキュリティ的な問題があるのだろうか?
考察
手持ちのサイト全てがペナルティを受けているならば、それなりに原因の見当が付けられるけど、1サイトだけペナルティを受けていないとなると、全く見当が付かない・・・・(^_^;
コメント用ページが規制に引っかかっていない事を頼りに、HTMLソースに修正をくわえるのがイチバンの対策になるのだろうか?
うーむ。。。。
完全にテンパった今の頭で考えると、今回の原因は
「Windows8以降、特に8.1以降、このサイトではWindowsやMicrosoftに対する扱いがかなり酷い。これが原因で、怒りを買っちゃったのが発端。」
ってのがイチバンの候補になってしまう(^_^;
WindowsにもMicrosoftにも、期待と愛着があるからこその評価だったんだけど、伝わらなかったか・・・。
特にこのページはマイクロソフトのサポートページにリンクした上で(ページ改定前は)「日本Microsoftもっと仕事しろ」とか書いていた。
これは・・・私からケンカを売っていた事になるのかな(爆)
冷静に考えてみよう
Windows8以降のタブレット化、Microsoftアカウントでの常時ログイン、端末機器の低価格化路線などで「Bingでは子供でも安心して閲覧できるサイトのみを表示しよう!」ってな取り組みがあり、成人指定の枠が厳しくなった・・・
と考えるのがイチバン妥当かもしれない。。。
こういう考えが出来るようになるまでに1ヶ月を要した(^_^;
ここまで分析して、初めて他サイトに目が向いた
「自分のサイトに、大きな問題点は見つからない・・・」
ここまで分析して、初めて「ほかのサイトの扱いはどうなっているんだろう?」という所に目が向きました。
そして色々なサイトをチェックしてみると・・・結構なサイトがBingでは引っかかっていますね。FC2とかはマトモなサイトでも規制を喰らっています(^_^;
ポイントは「サイトの規模」と「成人向けコンテンツの有無」あたりが重要になっているように思えます。
dtiブログの無修正エロサイトが普通にインデックスされたりしているので、この予想も外しているかなあ、とも感じがしますが、まあ、原因はコレじゃないかなあと思っています。
(予想の段階だけど)まとめ
もう少し調査を進めれば規制対象になるコンテンツの閾値が解る気もしますが、恐らく規制対象になるのは「成人向け」のキーワードや画像。
そうすると対象となるのは・・・
・本館・・・・3DCGの裸体画像(数ページ)
・別館・・・・「ハッキング」というキーワード(20~30ページ?)
・バックステージ・・・・エロ系の話題(数ページ)
・電タバ・・・・「タバコ」というキーワード(サイト全体)
※ただしある程度のサイト規模にならないとチェックは入らない
※あとひょっとすると、コンテンツ連動型広告のリンク先に怪しい所が出やすい、などの理由もあるのかもしれない。
ああ、なんだか頭の中がスッキリしてきた。
これで確定したとしても、じゃあコンテンツ修正するか?というと、多分しないだろうなあ・・・というのが正直な感想。解析もせずこのままで良いかなあ。。。って気がしてきた。
うん、まずはHTMLソースの修正を行ったり、他サイトの規制状況などを調べながら1年くらいじっくり様子を見てみよう。。。
あとがき
とりあえず先月からBing Web マスター ツールにも登録してみました。
▲徐々にデータが貯まって来ましたが、改善ポイントは一向に見えてきません。
ツール上で見る限り、Botは普通に巡回し、各ページインデックスされています。大きな問題点も見つかりません。。。
今後はのんびりと検証して行こう。
愚痴コーナー
Bing八分を喰らった当日の更新が「【お知らせ】当面の間、メールでのサポートを中止します。」でした。
しばらく多忙になる事と、サーバーの不調でメールサポートを一時中止を宣言した直後にペナルティを喰らっています。。見事に1ヶ月ほど気が付きませんでした。くっそう。