まえおき(2年前)
実は今から2年前、椎間板ヘルニアで全くカラダを動かせない頃、「もう俺はアフィリエイトで食っていくしかない」なんて思っていた時期がありました(笑)
色々勉強して、アフィサイトを作り、、、まぁ、当時、それなりに頑張りました。
そしてスグに1ヶ月5,000円~10,000円を稼げるレベルには到達しました。
殆どの人は5,000円/月稼げないと言われていますが、多分ホント。相当本気の人でないとスグにこのレベルには行かない。大変だった。
でもそのレベルには1ヶ月で到達したので、なんとかなりそうとも思ったのですが。。。そこから1~2ヶ月で辞めました。性に合わなかったです、ハイ。
好きなジャンルのネタなら楽しく書けるけど、お金の儲かりそうなページ、誰かが買い物をしてくれそうな情報を考えて、サイトを作るのは全然楽しく無かったです。
さらに、競合するサイトより出来の良いページ、情報の多いサイトを(好きでもなんでもないジャンルで)作るなんて気の遠くなる話。そして、たとえサイトから収益があったとしても面白く無いので、次第にスパム的な手法を取るようになり、悪循環でさらに面白くなくなり、結局2ヶ月ほど頑張ったところで辞めてしまいました。
んで、アフィサイトを作るために学んだテクニック(SEO的な部分)を当時の「ぼくんちのTV 別館」で試してみると、これが結構有効。
月500~1000円と、アフィサイトの1/10程度しか収入は無かったものの、自分の趣味のページが収益を上げている嬉しさ、そしてそれ以上に、丹精込めて作ったページが検索エンジンに表示される嬉しさ。2007年夏~2008年夏頃の私は「好きなことを書く」のと同じくらい「検索エンジンに表示される」コトにブログ運営の楽しさを見出していました。
現在
1日1万人以上の方がいらっしゃるようになり、検索エンジンに上位表示される云々より、「サイトの質を落としたくない」「PVを落としたくない」なんて脅迫観念に似た思いを持つようになり、更新に少しだけプレッシャーを感じるようになった今日この頃。
当サイトもそろそろ検索エンジン対策でPVを増やす時期ではなくなったっぽいので、ウチのサイトでやって来た対検索エンジンの手法や、私なりの有効だと考える手法の全部を公開です。
これからサイトを作りたい人、アクセスアップに苦労している人、参考にして下さい。
ウチのサイトは現在でも検索エンジンの表示結果でソコソコの結果を出しているワケですが、商用ページでない(=対策しているサイトが少ない)ジャンルでのSEOは、コツさえ掴めばそんなに難しくないです。
そして、PCの話題でGoogle検索からの訪問者を望む場合、1位表示されていなくても、1ページ目に表示されていれば、かなりの人がやって来てくれます。あとは「自分の書いたページを気に入ってもらえるかどうか」。 そこが勝負所です。
(Yahoo!の場合1~3位に表示されていないとなかなか人来ないけどね(^_^;)
Livedoor時代にはガチガチにSEOを考えて作りこんだ個別ページもあったのですが、そんなコトしなくても気楽に文章書いても大丈夫なカンジ。
てなコトで、今回はサイトを作るにあたって「対検索エンジン向けにどういうサイト作りをしているか」を公開。
さらに、アフィサイトを運営していた頃のサイトを1年半振りに調査してみて、効果の無いまたは一時的な効果しか無い手法も紹介。
注意&おことわり
相互リンクを頂いていたり、情報源として活用させて頂いているありがたいサイト様を、ここでは便宜上「ライバルサイト」と云う表記を取っています。ご了承くださいm(_ _)m
先日(2009年4月8日頃)Yahoo!の検索エンジンの評価方法に変更が入りました。以下に書いている情報は、一応有効ですが「被リンク」の部分に関しては今後変わっていきそうな気配がします。(効果が低くなりそう)
また、全部私が経験、体感した話で一般的に言われている事と違う部分も多々あると思います。眉に唾をつけながらお読み下さい(^_^;
んでは、以下本文
更新Ping
Google、Yahoo!共通
今の時代のサイト運営に、更新Pingは絶対必要。
更新Pingを打てば検索エンジンのクローラーは半日以内にやってくるし、各種RSSサービスも反応してくれる。無料ブログサービスを利用してて更新Pingの発信が怪しい場合は、anewexなどを利用して手動でPingを打ってみる。
2~3ヶ月くらい毎日更新してキチンとPingを打ったサイトは、その後2年経ってもちゃんとクローラーが巡回しに来てる。インデックスからも消えないっぽい。
文章のオリジナリティ
- Google、Yahoo!共通
もはやRSS取得タイプのサイトや、他人のページをチョコチョコっと書き換えただけのサイトは、ほぼ検索エンジンに無視されるようになった。
嘘だと思うならばGoogleが運営するBlogspotでコピーブログを作ってみると良い。かなりの確率で「ロボットが作成しているページではないか?」と確認のメールを貰う事になる。文章の語尾を書き換えたり、順番を入れ替えたり、複数のサイトの情報を繋ぎ合わせたり、プログラムに書かせたようなページは、既に検索エンジンは軽々と見破ってしまうようだ。
Google、Yahoo!とも、最初の数週間は検索結果に表示されたりするが、すぐにどんなキーワードでも検索圏外に飛んでいってしまう。 - Googleの場合、インデックスは残るものの、被リンク、発リンクが有効なサイトとして全くカウントされない、最低評価のページとなる。
- Yahoo!の場合、検索エンジンにインデックスすら残らない。これに関してはGoogleより厳しい。ただし、バックリンク元としてURLのみ残っている場合もある。
文章は自分で書く。他所のサイトを参考にしても、参照リンクを貼り、しっかり自分の文章を「主」とし、参考にした部分は「副」とした構成にしない限り検索エンジンは評価しない。
そして、2年前に作ったサイトの中で、RSSリーダーに頼ったモノや、「著作権フリー記事100件」なんてモノ拾って来て独自に丁寧に書き直ししたモノまで、他人様の記事に頼ったサイト全てが現在Google、Yahoo!両検索結果から消えています。
現在では「他人の記事を真似て書く」タイプの手法はもう既に通用しない。
被リンク
- Google
それなりの質の高いページからリンクを貰わないと効果は無い。
同じ話題を扱っているページとか、PageRankが高く、他サイトからも評価されているページからのリンクを重要視しているカンジ。Googleは、被リンクの数より質を重視してます。 - Yahoo!
とにかく被リンクが多いほうが有利。
今回のアップデートで多少効果は薄れた感はあるものの、とにかく数。
リンク元のページの質とか、殆ど関係ないっぽい。
多くのドメイン(またはサイト)から該当ページにとにかくリンクを貰いまくるのがイチバン。同じサイト内から多くリンクを貰っても、それほど大きなプラスにはならないみたい。
自動リンク集
自己申告で登録するだけで被リンクがもらえる、cgiなどで作動する自動リンク集サイト。
コレ、長期的な目で見ると全く効果はありませんでした。
2年前に「旧別館」、「当時作っていたアフィサイト」、共に300~500位の自動リンク集に登録したのですが、現在有効なリンクとして認識されているのはYahoo!で10前後、Googleでゼロ。
時間の無駄です。
キチンと人間が管理しているサイトに、丁寧にメールを送って、交流を図って相互リンクして貰う方がよっぽど生産的。
プログラムで管理されたリンクは、検索エンジンは評価しない。
どうしても登録したいのなら、色々なサイトのバックリンクを調べてみて、有効なバックリンクとして生きている自動リンク集にのみ、1件1件手動で登録する。
全自動で200~300件リンクしてくれるサービスのリンクは、半分以上死んでいる。生きていても登録数が半端なく、3ヶ月~半年で効果が切れると思ったほうが良い。
発リンクの質
- Google
確信は無いがGoogleは、被リンクだけでなく、発リンクも重要視している気がしている。フリーソフトを紹介する場合など、開発者ページ、ダウンロードページ、使用方法解説サイトなどをキチンとまとめておいたページは、外部からの被リンクが無くとも検索結果で高い順位に位置してくれている。
こちらからリンクを貼った先(ソースページ)より評価が高くなる事も多々あるので、優秀なハブページを作る事は対Googleには非常に有効だと思う。 - Yahoo!
Yahoo!は発リンクに対して、それほど重要視していないように思える。
と言うより、発リンクの数が多いとマイナスに評価されるかも?
良いページを作るには発リンクは大事。
現時点でのYahoo!の評価なんか気にするな。優れたページへリンクを貼る事は、自サイトの発展に繋がる。
発リンクの数
- Google
ガイドラインにて、1ページ内の発リンク数は100以内とされているが、これによってペナルティを受けている感触は全く無い。
恐らくそれは外部サイトへ発する数、サイト内部へ貼っている数は別にカウントしているかもしれない。 - Yahoo!
自サイトのライバルとなるサイトを見ている限り、外部への発リンクの数は少い方が良い気がする。質、ジャンルも今の所は関係ないっぽい。
しかし、必要と感じている外部への発リンクを減らすつもりは無いので自サイトのここを弄ってYahoo!で上位を狙う事はしたくない。
リンクファーム
全くオススメ出来ない考え方ですが、リンクファームというSEO手法があります。
自分でいくつものサイト、ブログを立ち上げ、そこから自分のメインサイトが高い評価を受けられるように一方的にリンクを貼って行ったり、相互リンクを自作自演したりする為のモノです。
- Google
絶対やっちゃダメ。不自然なリンクと見透かされると検索エンジンからペナルティを貰う。テキトーに作ったサイト・テキトーに作ったリンクファームは間違いなく見透かされる。
さらにページの質も判断するので、作りこんだページからでなければ正当な被リンクとしてカウントされない。 - Yahoo!
リンクファームからの被リンクも、今の所は正当なリンクとしてカウントされる場合もある。しかしスパムと見なされると同様に検索順位は大きく落ちる - Google、Yahoo!両検索エンジンで明らかに順位の違うサイトで、ページのバックリンクを調査すると面白いです。
2年前に作ってみたアフィサイト(更新してないけど今でも残っている)、40個のバックリンク用ブログからリンクを貼ってあるのですが。。。。
Googleにはバックリンクはもちろん、インデックスすらありません。
Yahoo!ではインデックス、被リンクとも残っていますが、検索エンジンに引っかかりません。
ウチのサイトしか引っかからないであろうキーワードを入れても、表示されません。
素人考えで30~40個サイトを作ってそれらを全部相互リンクで結ぶなんて、絶対やっちゃダメ。Googleにはそんなサイトは100%表示されない。Yahoo!の検索結果には時々そんなブログやサイトが表示されてるけど、対策されるのは時間の問題な気がする。
サイト構成(内部リンク)
- Google
結構複雑にサイト内でリンクを貼っていても大丈夫っぽい。
シンプルにまとめてあるライバルサイトと比較しても、どちらが上位に表示されやすいとか、どちらが高い評価を貰っているとか無さそう
ただし、内部リンクを減らしすぎて逆にユーザビリティが悪くなっているサイトはマイナス評価されているっぽい。 - Yahoo!
ユーザビリティを無視してでも、なるべくシンプルにサイト内のリンクを貼った方が評価が高い。ブログのような数多くのページが複雑にリンクし合っている構成より、TOPページからツリー上にリンクが延びて行くサイトの方が有利。
ただし、ツリー末端ページとなるとこの限りではなく、自サイト内をキレイにまとめ、対検索エンジン向けDoorページを意図的に作る必要があるかも?
めんどい。Blog形式で運営するのが楽。
サイト構成(URLの表記)
- Google
考えなくてもOK。それよりもページの質が大事。 - Yahoo!
インデックスページが有利
http://aaa.com/bbb/ccc.html
なんてディレクトリ構成やURLよりも
http://bbb.aaa.com/ccc/index.html
なんてディレクトリ構成にした方が上位表示されやすい。
もうウチのサイトではこの形式に変更するのは無理。
変更したらイチからサイト構成作り直し&被リンク増えるのに長い時間を待つ必要になる
サイト構成(HTMLの記述)
- 正しく表記するに越した事はないが、AnotherHTML-lint gatewayなどでほぼ満点を取る必要はないっぽい。でもマイナス200点とかなってる場合は修正したほうが良いかも。
-50~70点取ってれば十分。
ただし、各種タグの閉じ忘れやHEAD内部の表記、Hnタグの連発&順番無視、キーワード詰め込み、他サイトの文章の引用には注意。 - 狙ったキーワードは、titleタグ、H1タグ内には必ず表記。
これがイチバン重要。これをやらなかったら、これ以外のこのページに紹介している手法全部を行っていても効果半減。 - METAタグ内のdescription、title属性は、自サイト内で重複しないように気を付ける。
重複は検索エンジンの混乱を招くので、重複する位ならMETA descriptionなんて外しちゃう - METAタグ内のkeywords:もう殆ど効果はない(多分)。
逆に外しちゃう方が良い結果になったりする。 - キーワードの埋め込み
狙ったキーワードで上位表示される為に、文章内になるべくキーワードを詰め込む技もあるが、、、有効とも云えるし無効とも云える。
「不自然にキーワードが詰め込まれている」と判断されればページの評価は落ちるし、キーワードはカウントされない。
それよりも「似たような言葉、単語」を使い、表現にバリエーションを持たせる方がページ全体の評価があがる(どのようなジャンルのページなのか検索エンジンが判断し易くなる?)(GoogleよりYahoo!の方がこの傾向が強い?) - サイト内の文章
想像の域を出ないが、BODY内最初の200~400文字が非常に重要な気がしている。
ここにオリジナリティがあり、検索されたいキーワードが適度に含まれている事が重要な気がする。が、やり過ぎると他のキーワードでの検索結果が著しく落ちてしまう。
1日100件検索されるキーワードで上位を狙うより、1日10件の検索があるキーワード10種類で上位を狙う方が簡単。
サイトのジャンル
SEOの為には、1サイト1ジャンルとよく言われるのですが、厳密に1ジャンルにこだわる必要は無いです。
ウチの場合のお話ですが、引越し前は「フリーソフト」「動画エンコ」「SEO」「ブログカスタマイズ」「腰痛」「日記」などのジャンルがごっちゃになっていましたが、分離の前後で検索エンジンからの評価に違いは感じられません。
サイト内でしっかりカテゴリ分けされていて、各カテゴリにそれなりの記事が数本存在していれば、複数の異なるジャンルが存在していても検索エンジンはキチンと評価してくれています。
興味深いのは、日記部分の検索エンジンからの評価はLiveddor時代の方が上でした。
ジャンルが分散しているサイトのほうが、日記的な文章は拾われ易いのかな?
でも日記が検索エンジンに表示されてもねぇ(^_^;
余談になるけれど、Google AdSenseを利用してるならジャンルは絞った方が有利。
サイトに無関係な広告が減る上、単価も僅かながら上がります(自分の場合だけ?)
ドメインが若いウチは単価が上がらず苦しみましたが、半年くらいでLivedoor時代の単価を上回って来ました。これは他の要因もあるかも知れないのでまだ何とも言えないけど。。。
その他:無料ブログサービスで使えるテクニック
Livedoor、FC2、SEESAA等々の無料ブログサービスにて、各記事にタグ、キーワードなどが設定できるようになっているかと思いますが、、、
▲LivedoorBlogのタグ入力BOX
ここに登録したキーワードは、各社ブログサービスのタグ一覧ページからリンクを貰える様になっています。
これはGoogle検索にて、かなりの効果を発揮してくれました。(Yahoo!では実感なし)
ウチのブログの場合、タグ登録したキーワードでは、旧ブログの方が2~3倍集客力がありました。
無料ブログのメリット、デメリット
各社無料ブログサービスを使うと、前述した通りブログサービス各種ページからバックリンクを貰える事もあり、レンタルサーバを借りてブログを構築するよりもブログのインデックス自体は早いし、早い段階から高い評価を受けられる気がしました。
検索エンジンの評価も(スキン、テンプレートにより差は出るけど)それなりに良好でなようです。
が、、、、
同じブログサービス内に同じジャンルのブログや記事が多数あると、そこでの競争に勝たなくては検索エンジンに表示されない場合もあります。yaplog、Livedoorなどブログがディレクトリ単位で構成される所は特にここが厳しいかも。
でも、逆に内部での競争に勝った所は強く、相当な順位に表示して貰えます。
本日新しいYahoo!向けSEOの追加
本日新たに別館の全ページに「免責事項」を追加しました。
その理由は
・サイト内のとあるページがYSTのみ、全く順位が上がらない。
・上位表示のライバルサイトの8割には「免責事項」がある
という感じで試してみましたが、、、(2009.12.20追記→)全く効果ありませんでした(^_^;
まとめ
- 文章はあくまでオリジナル
- 自サイト内で、description、titleの重複は避ける。
- 発リンクは大切。弱小ページでも大手ページと肩を並べる有効手段
ただしYahoo!では効果はなし。 - 被リンクはGoogle狙うなら量より質。Yahoo!狙うなら質より量。
自分でリンクファーム組んだりするとスグばれる⇒Googleでは壊滅的な痛手を被ることアリ。Yahoo!では現状有効な面もアリ。 - キーワードを詰め込む必要は無い。同じジャンルで使用する言い回し、単語などをバラエティに富ませて使用する方が有効(Youtubeが見れないのページがライバルサイトに負けてる理由はコレだな(^_^;)。
- 狙ったキーワードがあるなら、HTML文書の最初の方に入るように。
- 読んだ人が思わずリンク貼って紹介したくなるような文章を書く。
おしまい。
想像以上に長くなっちゃった。
書き忘れもあるかも知れないので、後日こっそり文章増えているかも(;´ω`)