LivedoorBlog → MovableTypeへのブログ移転作業の一環の記事です。

普通にMovableTypeでブログを作成すると携帯用のページは作成されず、携帯ユーザーには非常に不便なサイトが出来上がってしまいます。これを解決するツールをネット上で探すと、結構存在するのが解ります。
じゃぁ、その中で何がインストールが簡単でしかも一番使いやすいの?となった場合、現時点ではMT4iが一番 ではないかと思います。

MT4i

MT4i wiki
▲上記サイトでダウンロード、解説を読む事が出来ます。

「MT4i」は「Movable Type for i-mode」の略で、決してMT4専用のプログラムというわけではありません。
インストール、操作方法も簡単で、既にMTを導入できた方ならその半分以下の労力で導入できると思います。
「for i-mode」となっていますが、auやsoftbank携帯からの閲覧、コメント投稿も可能なようです。

インストールの際の注意

上記のWikiサイトにインストール方法が詳しく解説されており、特に迷うこともなく、簡単にインストールを行えました。

MT4iを初期設定のまま使用する場合
  1. MTをインストールしたフォルダ直下にWiki指定のディレクトリ作成、「plugin」フォルダ以外全部を突っ込む
  2. フォルダ、cgi等のパーミッションが705or755等になっているのを確認
  3. mt4imgr.cgiへアクセスしてパスワード設定
のみで大丈夫もだと思います。
さくらのレンタルサーバでMT4iを使用する場合
これは私の場合だけかもしれませんが
  1. 「mt4imgr.cgi」、「mt4i.cgi」とも一行目の書き換えが必要だった
    (#!/usr/bin/perl → #!/usr/local /bin/perl。Wikiではさくらの場合変更の必要なしと書いてある)
  2. mt4imgr.cgiにアクセスして初期設定を行う場合、「MT_DIR -MTホームディレクトリ」設定を絶対パス(/home/ユーザーID/www/mt/等)に書き換えないと作動しなかった
上記2点の変更を行なわないと、「Software error」が発生してmt4i.cgiが作動しませんでした。が、この辺はWikiにも注意書きとして書いてあったのでドツボにはまる事なくウチの環境でもMT4iは作動を始めました。

 

またMTのプラグインとして働くのではなく、独立して作動しMTのデータベースにアクセスしているようで、「MTの投稿データをバックアップして恐る恐るインストールする」なんて必要は無いと思います。

あとはMTのindexテンプレートのheadタグ内に
<linkrel="alternate" media="handheld" type="application/xhtml+xml"href="http://xxx.sakura.ne.jp/mt/mt4i/mt4i.cgi?id=ブログ番号">
のような感じに携帯向けURLを指定してあげれば大抵の携帯ブラウザは自動的に携帯向けページに飛んでくれるようになります。

MT4iを使ってビックリした事

とにかく軽い・・・・!
今までのLivedoorBlogの携帯サイトはなんだったの!?
と言いたくなる位軽快に作動します。これにはビックリ。

そして、コメント投稿がこれまた信じられないくらい軽い。
MovableTypeのcgiで作動するコメント投稿の10倍は早く感じます。ホントに同じサーバーで動いているの?と思うくらいのレスポンスでコメント投稿が可能です。

細かなカスタマイズはこれからになりますが、「これは良いものをダウンロードした」とホクホクしてます(´∀`)
ブログの引っ越し作業は楽しいけれど大変な作業です。
「引っ越して良かった」「導入して良かった」と思える出来事が起きるってのは移転作業の励みになります。

MT4i今後に期待

現時点では、コメント投稿の際に絵文字入力には対応していないみたいです。
が、MovableType本家のシックスアパートがTypePad で使っていた携帯電話表示モジュールをGPL公開したり、 MT4i で絵文字を表示できるよう作者さんが頑張っておられたりで、近い将来このブログでもコメント欄で絵文字入力が可能になるんじゃないかと思います。

おまけ(というか言い訳?)

ブログ移転の作業の順番が告知したものと違っています。

  1. 携帯からの閲覧者が、一日150~200人と私の想像以上に多かった事
  2. 丁度LivedoorBlogが再構築の仕様変更を行っていてサーバーが重く、旧サイト内の各記事に移転後のURLを貼り付ける作業がとんでもなく時間がかかる事

上記2点の理由により、予定変更して新サイトの携帯向けページの作成を先に行っています。