先のエントリと重複する内容もあるけれど、MTブログをなるべく作動の軽い状態で運営するためのTips。

1.php化を行い、ブログ内の共通部分をモジュール化する。

これが先のエントリと同じ内容。
共通部分のモジュール化を行えば、再構築の際にサーバに同じ計算を何度もさせなくて済むし、同じ情報をエントリの数だけ保存する事態も避けられるので、サーバリソースの節約にもなります。
詳細は「MovableTypeをphp化するメリットは何か?」を参照。

2.タグの利用を辞める

ブログを運営していて、便利なのか無用の長物なのか、良く解らないタグクラウド。
見やすく工夫されているブログは整然とカテゴライズされていて、タグクラウドから個別のエントリを読みに行く機会は少ない。
タグクラウドから辿って行っても、カテゴリページから個別のエントリに進む時と大きな差は見られない。
つまり、どちらかがユーザビリティに優れた作りになっていれば、カテゴリページとタグクラウドから進むタグページ両方を用意する必要な無い気がします。

前置きが長くなりましたが、MTでタグクラウドを使うのを辞めちゃおう。という話です。

参考リンク:MT 3.31のMTEntryTagsの性能バグ - Ogawa::Memoranda

参考リンクはMT3.31の報告です。
私の使用するMTは3.34ではここまで酷くないかもしれませんが、現在水面下で「ぼくんちのTV 3DCG本館」の新ドメインへの以降作業を行っていると、タグが200個以上設定してあるブログとタグ5~6個のブログ(中身は全く同じ)では、再構築の速度は明らかに違います。タグ無しの方が断然早いです。

さらに、MT3.34のエキスポートではタグは出力されませんでした。
個人的意見ですが、よっぽどのこだわりが無い限りブログ内にカテゴリーリンク、タグクラウドリンク、両方を設置しなくても良い気がします。

3.再構築の記事件数を40件から減らす

MTを再構築する際、初期設定では一度に40件の記事を更新して行きますが、バリバリにカスタマイズしたMTブログにこの40件という数字は多すぎる設定のようです。

ということで、この「40件」と云う数字を、ある程度少ない数に減らしてやります。
アチコチのサイトで解説されていますが、10件程度に抑えるのがバランスが良いようです。
具体的には 「mt-config.cgi」内に、以下の記述を追加します。

EntriesPerRebuild 10

上記を記述する事で再構築の際に10件ずつリビルドが行われます。
実際に再構築する数は変わらないので実時間は変わらないかもしれませんが、体感時間は半分くらいに高速化です(笑)
そして何よりのメリットは、再構築時にサーバエラーが殆ど発生しなくなります。

4.最新のMT4.2にする

MT4は重い。貧弱なサーバーでは設置もムリ。な~んて噂を聞いたりして、わざわざ最新のMTを使わなくても当分の間は良いじゃないか、と思っていましたが、現在最新のMT4.2は結構軽いようです。

Movable Type 4.2 を発表しました | MovableType.jp
▲既に3ヶ月前のリンクですが、MT3系と比較しても3倍は軽くなっているらしいです。

小粋空間: Movable Type 4.2 にアップグレード
▲MT4.1で再構築に2時間近 くかかっていたブログが、MT4.2では20分程度 で再構築できたそうです。

オープンソース化したこと以外は悪評ばかり聞こえていたMT4系ですが、この4.2の高速化関連の記事や、色々なノウハウも蓄積され出して来た事を考えると、そろそろライトなユーザーも乗り換え時期が来たのかもしれませんね。。。

ブログ引っ越し直後でドタバタしてますが、私も頃合を見計らってVer.upした方が色々と良さそうです。