トラックバックとは、本来はWeb上のコミュミケーションツールとしての役割を持っているものだが、SEO対策としてもかなり重要な役目を果たしてくれる、ありがたいツールです。

トラックバックとは、本来このように使います

ブログを書く時、何かを参考にしたい。または誰かのブログに触発されて文章を書きたくなった時。

例えば私が、椎間板ヘルニア仲間のハルさんのあるページを見て、それについて記事を書きたくなったとします。
で、こんな文章を書きます

整骨院って、腰痛によく効くって云われるけれど、(過去ここにリンクがありました)こんなふうに腰痛が悪化の一途を辿る事もあるんですね。。。(リンク切れ)
読んでみると整骨院の先生も迷っておられるようで、治療方法が毎回変わっているようです。私も整骨院通ってて、治療方法が毎回変わったり、先生が迷っている気配がしたら、別の整骨院とか病院にいってみようと思いました。

とまあ、見出しに書いた通り、誰かのブログを参考にしたり、触発された時には、そのサイトにリンクを貼りますね。

んで、「リンクを貼らせて頂きましたよ」「あなたのブログ、参考にさせて頂きましたよ」と云うようなメッセージを伝える為に、トラックバックを打つわけです。

トラックバックの打ち方

ブログには大抵以下の様にトラックバック用URLというものが表記されています。トラックバックURL
トラックバック用URLが表記されていない場合は、その記事、またはそのブログ全体がトラックバックを受け付けない設定になっています。

このトラックバックURLが表記してある所を「カチカチカチッ」とトリプルクリックしてあげますと。。。
トリプルクリク
トラックバックURL全体を選択してくれます。
大抵のテキストエディタはダブルクリックでワンフレーズ、トリプルクリックでワンセンテンス選択できるようになっているので、この技も覚えておいて損はしないでしょう。

トラックバックURLを選択できたら、選択した部分にマウスカーソルをあて、「右クリック」→「コピー」を選択します。
トラックバック選択
これでトラックバックURLがコピーできました。
ちなみに「クイック」ボタンは、お互いのブログが同じブログサービス同士の場合でなければ使えません。(今回の場合だとLivedoorブログ同士なので使えるのだが、応用が利かないので説明しません)

コピーしたトラックバックURLを、自分の書いた記事を投稿する前に、以下の部分に貼り付けます。
トラックバックの打ち方4
▲画像が大きくなってしまったので縮小してあります。
図の下のほうにある「トラックバック先URL」という所に先ほどコピーしたURLを貼り付け、準備完了です。

あとは自分の書いた記事、タイトル、タグ等をしっかり確認し、送信ボタンを押しましょう。
記事が投稿される際、「トラックバックPing」というものが相手のブログに発信され、相手のブログがそれを受け取ると、トラックバック完了です。

記事投稿して暫くすると、相手側のブログにもトラックバックが反映されます。

このようにトラックバックが反映され、相手のブログの記事にリンクが自動で貼られます。

トラックバックの利点

トラックバック先のブログが人気ブログの場合、沢山の人がリンクを辿って自分のブログを見に来てくれるかもしれません。
たとえばブログの女王と呼ばれて久しい眞鍋かをりさんのブログは沢山の人が訪れ、そしてどんなトラックバックもオールカモンで受け付けてくれます。
Livedoorニュースもどんなトラックバックも受け付けてくれます。
GIGAZINEエキサイトニュース(コネタとビックリのみ)はリンクがあり、記事の内容がトラックバック先に沿っていればリンクが貼ってもらえます。

他にもトラックバックを受け付けていて、訪問者の沢山いるブログやサイトはたくさんありますので、自分で探してみるのも良いでしょう。ちなみにYahoo!ニュースへのトラックバックですが、効果が大きい代わりにトラックバックが特殊ですので、後日別個に解説します。

Yahoo!やGoogleの検索対象として有利になります。
検索エンジンの検索の仕方、また検索記事の表示順位を決定する要因の一つに、「どれだけリンクを貰っているか」と言うのがあります。つまり、トラックバックを沢山打ち、リンクを沢山もらえれば、そのページは検索エンジンから見ると「非常に価値のあるページである」と評価がもらえるのです。
だからと言って闇雲にトラックバックを打ちまくるのは「トラックバックスパム(迷惑トラックバック)」と呼ばれ嫌われます。絶対にやめましょう

トラックバックの注意点1

実は、トラックバックする相手のブログに何の関係の無い記事を書いても、リンクを貼らなくても、トラックバックは出来てしまいます。
つまり、適当にブログを選んで、トラックバックURLをコピーしてきて、そのブログに向かってトラックバックPingを打てば、相手のブログから無条件でリンクを貼って貰える事になります。これがトラックバックスパムです。

このような行為が横行するようになり、最近ではトラックバックを嫌う人も多くなりました。
また、手動で一件一件トラックバック先を確認し、関係ないトラックバックを拒否する人もいれば、自分のブログへのリンクの無いトラックバックを削除する人もいます。
トラックバックする際は、トラックバックを受け取る人の気持ちも考え、自分なりにで結構ですからマナーを守ったトラックバックを打つようにしましょう。

トラックバックの注意点2

ドメインのIPアドレス「203.104.251.6」と送信元「http://blog.livedoor.jp/tv_bok/archives/64836982.html」のIPアドレス「203.131.194.84」が合致しません

↑これは、このブログ(ぼくんちのTV別館)からこのブログの本館(ぼくんちのTV)へトラックバックを打った結果です。
Livedoorブログは今年の夏頃からブログのIPアドレスとトラックバックを発信するIPアドレスが変わってしまい、(機械的に無数のブログにトラックバックを発信しているとみなされ)自動的にスパム扱いされる事が多くなりました。トラックバックが受け取って貰えなくても、この様な原因もありますので、あまりガッカリしないようにしましょう。

2007/11/06追記
関連したFAQを見つけたので追加でリンク貼っておきます。
トラックバックの意味と目的がいまいち理解できません。誰に行っても失礼には値しないのでしょうか。またやり方を教えていただけると助かります。