久しく話題にしていなかったSEO関連のお話。
今のサイトをはじめてから4年半、サイトのアクセス数は常に僅かながら増を続けていました。検索エンジンの変動で、2回連続でアクセスが減るのは初の体験。
と言っても大きなキーワードでガクンと順位が下がるようなものではなく、Googleの3月24頃の変動、5月14日の変動、共にサイトの訪問者が各10~15%減少といった小さなダメージ。
大きな変動の場合は検索結果画面やGoogle Webマスターツールで簡単に拾えるのですが、今回はそれが通用せず苦労しました。
3月24頃の変動
- 月間検索件数の多いキーワードでの大きな変動はほぼなし。
- ロングテールキーワードの15~20%で、順位下落または検索から外れる?
- アクセス解析ログの「キーワード別ログ集計」で取得できる複合キーワードの件数と、そのログサイズが20%前後減少
- ロングテールキーワードは大量にありすぎて、個別に調査不能。
- Google・Yahoo!ともに同じような割合。
当時は震災直後という事、年度末の多忙な時期、1日1~2件のキーワードということもあり、「たまたまだろう・別の要因だろう」と思っていたけれど、2ヶ月経っても戻らない・週末やGWも戻らなかったので、やはり相当数のロングテールキーワードで順位を落としているっぽい。
これからはロングテールも「ある程度キーワードを想定した・狙った書き方」をしないとダメなんだろうか? いやいや、それは検索エンジンの進む道とは少し違うだろう・・・?
と言った感じで、もう少し様子見をする事に。
5月14日の変動
晴練雨読さんのGoogleウォッチャではやや動いているようだが、私の観測しているキーワードでは大きな動きはないっぽい。でも、この日を境にアクセス数は確実に減った。
- 月間検索件数の多いキーワードでの変動はなし。
- 一部の上位表示キーワードで、順位を落としていないものの検索回数や流入数が半分近くに落ちる。
- Googleで顕著。Yahooではほとんど変化なし。
- ロングテールキーワードでは変動はなし。検索キーワードの「複合語」集計ログのサイズにも変化は無いので、マイナーなキーワードでも変化は小さそうだ。
- 順位をいくら調べても、大きな変動が見られるキーワードは無い。でも確実にアクセス数は減っている。。。
- 原因はここだった
▲Google検索のキーワード候補のリストが微妙に変わっていた。
今までここに載っていたキーワードが、この変動でいくつか他のキーワードに入れ替わったっぽい。(普段オフにしているから気が付くの遅れた) - 原因が解ってから、改めてGoogle Analyticsの解析を行ってみると面白い。
あくまでも私の運営しているサイトでの傾向になるのだけれど、
- 「検索のキーワード候補」を経由して来る人は淡白。
リピート率やサイト内の移動が小さい - キーワード候補から外れてからの同キーワードで訪れる人は熱心?
後日のリピート率やサイト内での移動が多い。
- 「検索のキーワード候補」を経由して来る人は淡白。
先週からアクセス数が半年前のレベルに落ち込んで少しガックシしていたのですが、長い目で見るとリピートしてくれるユーザーさんが増えそうな気もしてきました。
今の状態も悪くないかもしれない。
気長に状況を観察しよう。
今日のまとめ
- とりあえずこれからはGoogleもYahoo!も、検索キーワード候補の表示はオンにしておこう。
- 最近追加されたインスタント検索機能もウザくてオフにしていたけれど、なるべくオンにして使うようにしよう。
自分の使いやすいようにブラウザをカスタマイズするのも大切だけど、大多数の人が使っている環境そのままでネットを利用しないと、発見できない変化もある。追いかけられないデータもある。
今後やること
- 検索エンジンからの流入も、検索順位自体も、
早急に対策を必要とするレベルではない。 - 個人サイトとしてやるべきレベルの事は一通りやってるはず。
- 今後、検索エンジンの精度はさらに賢いものになって行くだろうから、セコい事もやらないように。
思いつく事のは
1.「良質な(というか自分の好きな)コンテンツを書き続ける」
2.「ソーシャルである程度交流を持ち、そこで楽しむ」
3.「登録に数万円かかるディレクトリタイプのリンク集へ登録(笑)」
3番目の項目は、今の検索エンジンにどれ位効果があるか謎。やってみたいなぁと思いつつ今まで手を出さなかった分野。
まあ1~2番もどれくらい効果があるのかどうか謎だけど(笑)
検索エンジン対策を考え直す良い機会が出来たので、近日中にもう一個関連エントリーを投下する予定。